リンダ・ハワード(二見文庫)
ロマンス小説の女王。ラブシーンの描写が激しいので有名だけど、ストーリーもスゴク面白いのだ!
CIAや刑事などの強いヒーローが多くてヒロインも意志が強くて逞しい。ハズレが少ないです♪

リンダ・ハワード
二度殺せるなら
(加藤洋子 訳)
二見文庫-1
1999年
ヒロインは、消息を絶っていた父親と遺体で対面した。その後彼女も狙われることに。何のために?
(刑事×看護婦)
「いつ、つけたの?」
ホントだよ!いつだよ。
ヒーローが妙に用意周到でちょっとヒク。ヒロインも仕事で疲れてるのか少し暗め。 最後おいしいところはジョン・マディーナに持ってかれてるし。

リンダ・ハワード
石の都に眠れ
(加藤洋子 訳)
二見文庫-2
1999年
ヒロインは亡き父の仮説を立証するため「石の都」を探してアマゾンの奥地に探検に向かう。
(リバーガイド×考古学者)
「わかったかオマエはオレのものだ!」 おお、やるナこのヒーロー。
痛かったり汚かったり臭かったり怖かったり、まさしくアドベンチャー! あれやこれやといろんなモノが出てくる。ヒーローもとってもワイルド。

リンダ・ハワード
心閉ざされて
(林啓恵 訳)
二見文庫-3
2000年
10年前、殺人事件の疑いをかけられ故郷を去っていった又従兄。一族の後継者として屋敷に呼び戻すが_
(名家の後継者×名家の末裔)
「さあ、戻って。どこへもやらないぞ。」
うんうん。ありがとね。
立派なオトナのオトコになって戻ってきたヒーローがなかなかイイ。 哀しみを内に押さえ込んだヒロインの擦り切れそうな心をしっかり捕まえてくれる。 吐き気がするほど嫌なヤツらが出てくるけど最後はほんとよかったネ(涙)再読必須

リンダ・ハワード
青い瞳の狼
(加藤洋子 訳)
二見文庫-4
2000年
5年前、夫が命を落とした任務のリーダーだった男が、新たな任務への誘いをかけてきた。 彼は伝説のスパイ "ジョン・マディーナ"だった。
(CIA諜報員×CIA職員)
「叫べ!」
ええぇ?! やめてぇーー(驚)!!!
スゴイ、濃い。スパイ大作戦だよ。ううー最後までハラハラドキドキ。 登場人物がみんなプロフェッショナルで、高度な騙しあいに読んでるコッチまで肩に力が入る。 極限状態で始まった恋愛に、未来はあるのだろうか?

リンダ・ハワード
Mr.パーフェクト
(加藤洋子 訳)
二見文庫-6
2001年
ヒロインは同僚の女性3人で「完璧な男」の条件を思いつくままにオシャベリして楽しんでいたが_
(刑事×OL)
「おまえはどの女だ?」
って!怖いよぉ。そうか犯人はこいつだったか。
ヒロインの口の汚さにはヒイた。ヒーローは第一印象が最悪。実像はなかなかイイオトコ。 でも、なんで肝心な時にそばにいないのよ!

リンダ・ハワード
夜を忘れたい
(林啓恵 訳)
二見文庫-7
2001年
霊能力者のヒロインの脳裏をある殺人場面が支配する。警察に協力を申し出るが_
(刑事×霊能力者)
「主よお助けください。この男は大木のように鈍いのです。」
まったくだ。
いくら相手が霊能力者でも、ちゃんと口に出して伝えなきゃダメなのよ!
ヒロインが霊視するビジョンが毎回とっても怖かった。

リンダ・ハワード
あの日をさがして
(林啓恵 訳)
二見文庫-8
2001年
12年前、ヒロインの一家は町から虫けらのように追い出された。真相を突き止めるため戻ってきたが_
(名門実業家×旅行代理店経営者)
「あんなこと言うべきじゃなかった。おれはバカ野郎だ、悪かった」
冷徹無慈悲なヒーローだけど、腹黒い策略家ではないから嫌がらせもそして欲望もどーんと ストレートだ。とっても素直で正直なオトコだね。

リンダ・ハワード
パーティーガール
(加藤洋子 訳)
二見文庫-9
2002年
地味でさえないヒロインは34歳の誕生日の朝、今日からクールな女に変身して結婚すると誓った。
(警察署長×図書館司書)
「そのなかにはちょうどいいピンクはないのか?バブルガム味は?」
このくだりは何度読んでも笑える。ヒロインがとってもキュート。でも最後の方は 子犬のことばかりで、なんだか普通のヒトになっちゃってザンネン。

リンダ・ハワード
一度しか死ねない
(加藤洋子 訳)
二見文庫-11
2002年
ボディーガード兼執事のヒロインの雇い主である老判事が殺された。 事件を担当した刑事と恋に落ちるが、やがて同様の事件が起こり_
(刑事×ボディーガード兼執事)
「カーヒルに電話したかったから。彼にそばにいて欲しかったから」(号泣)
いつも力強くたくましいヒロインの弱りきっている姿がほんと切ない。手を出せずに見ているだけの ヒーローも思わず吐くほど。わかるよその気持ち。みすみす罠に嵌ってゆくヒロインが歯がゆくて。しっかりつかまえていて!

リンダ・ハワード
悲しみにさようなら
(加藤洋子 訳)
二見文庫-12
2004年
生後間もないわが子が誘拐され10年が過ぎたある日、 事件の鍵を握ると思われるある殺し屋の存在が浮上する。
(フリーの追跡者×捜索団体代表)
「これだ。 おまえ。 すべて」
ぐっとくるなぁ(涙)
他人に心を開かず常に孤独でタフなヒーロー。 茫然自失の虚脱状態に陥ったヒロインに対して つかず離れず辛抱強く見守り世話をする姿に 静かな愛を感じてツボです。派手さはないけど後からジワッとくる感じ。Good。

リンダ・ハワード
くちづけは眠りの中で
(加藤洋子 訳)
二見文庫-13
2005年
ヒロインはプロの暗殺者。個人的な復讐でマフィアとCIAから追われる身となる。
(CIA諜報員×プロの暗殺者)
「あらがうな」って。いやぁーやめてぇーうそでしょぉ(涙)
仕事は完璧、会話も女の扱いもうまいし、オトナのオトコだ。 ガツガツしてなくて、イイ! 諜報部員にマフィアに暗殺ってこれはもうドンピシャでツボです、ツボ。 ハラハラドキドキ、最後まで面白い。お気に入り!再読必至

リンダ・ハワード
チアガールブルース
(加藤洋子 訳)
二見文庫-14
2006年
ヒロインは殺しの現場を目撃した。その捜査にあたるのは2年前さよならも言わずに姿を消したオトコだった
(警部補×フィットネスクラブ経営)
「少しずつきみに恋していく。」
きゅんとくる。
ヒロインとその家族の強烈な個性に必死で抗いながらもどんどん巻き込まれて戸惑うヒーローが とってもカワイイ。もうあきらめなさいって。ふふっ。

リンダ・ハワード
夜を抱きしめて
(加藤洋子 訳)
二見文庫-16
2007年
ヒロインが営む民宿から一人の客が消えた後、怪しい男たちがやってきて村は孤立状態に陥る
(便利屋×民宿経営の未亡人)
「おいで、コオロギちゃん、階段をおりよう」 「コオロギちゃん?」
ヒーローの忍耐強くて勇敢でタフなところはもちろんツボなんだけど、子どもへの接しかたが とっても優しくてこれもまたきゅーんとツボです。

リンダ・ハワード
ゴージャス ナイト
(加藤洋子 訳)
二見文庫-17
2007年
結婚を控え大忙しのヒロインがまたまた誰かに狙われる。
チアガールブルースの続編
(警部補×フィットネスクラブ経営)
「結婚式用の靴なの。そのときは、まだあなたと結婚するつもりだった。いまは考え直したけど」
ヒロインの言うとおり!!男ってのは、まったくわかっちゃ無いわね。支配欲が強くて頑固でわがままでガサツで_でも、とってもカワイイ。

リンダ・ハワード
氷に閉ざされて
(加藤洋子 訳)
二見文庫-18
2008年
資産家の未亡人であるヒロインが搭乗した小型飛行機が墜落し、重傷のパイロットと極寒の雪山に取り残される。ここから脱出をしなくては_
(パイロット×未亡人)
「あら、こんにちは。ご無沙汰してます」
墜落後、大量に出血して気を失っているヒーローを引きずり出して止血して温めて頭の傷を縫ってシェルターまで作ったなんてどんだけ精神強いヒロインなの。すごい。寒さにもよく耐えた。特にマッチとキャンディバーは常備すべきなんだと知ったよ。うん。

リンダ・ハワード
天使は涙を流さない
(加藤洋子 訳)
二見文庫-19
2009年
マフィアのボスの愛人のヒロインは組織から二百万ドルを奪い逃亡をした。 彼女を追って、暗殺者が放たれる。
(暗殺者×マフィアボスの愛人)
「それで、タトゥーのデザインにはどんな意味があるの?」
「知らない。子供騙しのタトゥーシールだからな。けさ貼った」
頭の弱い女のフリをして毎日生きていくのも大変だけどヒーローに狙われて死ぬなんて。ドキドキしたあ。最後の最後までハラハラしどおし。ふたりの前には長い道がある。奇跡に感謝。

リンダ・ハワード
ラッキーガール
(加藤洋子 訳)
二見文庫-20
2010年
工場勤めの人生から宝くじを当てて大富豪になったヒロインは豪華客船のクルージングに。そこで謎の集団に監禁されそのリーダーの恋人役を命じられる。
(謎の集団のリーダー×宝くじを当てた大富豪)
「ざけんなよ」「チェッ。気に入った」
これは女同士の会話。ここは楽しい。
しかーし話が長い、展開が遅い。途中読み飛ばしてしまった。そのためいつヒーローが恋に落ちたのか、なんで急に態度が変わったのかよくわからなくて何度も戻って読み直すことに。
サスペンスもなんだか中途半端だぞ。

リンダ・ハワード
凍える心の奥に
(加藤洋子 訳)
二見文庫-21
2010年
アイスストーム ( 着氷性悪天 ) が直撃した山奥の実家にもどってきたヒロイン。麻薬中毒者の二人組が押し入ってきて監禁される。救出にきたヒーローとともに脱出するが_
(軍警察×同級生)
何度読み返してもキュンとするセリフがないの。
確かに危ないところを助けてくれたヒーローだし、あの状況下で助かってタガが外れて燃え上がるのもわかる。
しかーしなんだか軽いんだよなあ。ふたりとも恋に落ちた瞬間がわからない。急に昔から好きだったって言うのって、
同窓会で焼け木杭に火がつくみたいなノリでちっともドキドキしないなあ。

リンダ・ハワード
夜風のベールに包まれて
(加藤洋子 訳)
二見文庫-23
2012年
口論のあと契約破棄された客が殺されヒロインは容疑者となる。捜査を担当するのは一夜限りの相手で_ (刑事×ウェディングプランナー)
「ミニ・クーパーでもなかった、だって、よく言うぜ」
まあそんなもんよ。
うーん。なんだろな。ロマンスもサスペンスも中途半端な感が否めない。
ヒーローもヒロインも魅力的じゃないし困ったな。

リンダ・ハワード
胸騒ぎの夜に
(加藤洋子 訳)
二見文庫-24
2012年
亡父の跡をついでハンティングツアーガイド業を営むヒロイン。山中でツアー客が同行者を殺害しヒロインも狙われる。そこへヒト食い熊もあらわれて嵐にもなり怪我も負い、必死で山を降りる最中に同業者のヒーローに出くわす。
(ハンティングツアーガイド×商売敵)
「魔法なものか。角度と自制さ、ハニー、角度と自制。だが、きみがそう思うのなら、おれとしては否定しない」
ふふふ笑
敵は2方向から。人間とヒト食い熊よ。この熊目線からの描写が怖すぎる(泣)
ヒト食い熊の心理なんて知りたくないよお。
人間の敵のほうの心理もなんかクドくて。わかったわかったってカンジ。
ロマンスもなんだか雑だなあ。

リンダ・ハワード&リンダ・ジョーンズ
真夜中にふるえる心
(加藤洋子 訳)
二見文庫-25
2013年
ストーカーに狙われ逃亡生活を送るヒロイン。ある町で牧場の家政婦として働くことになる。素性を隠して警戒しながら暮らしているが、ある日事件が起きる。
(牧場経営者×ストーカーからの逃亡者)
「どんな犬がいい?」
ストーカーに狙われるとはこんなに恐怖なんだと改めて感じる。
ヒーローだけでなく周りの男たちもそんなヒロインの緊張をなんとなく感じてさりげなく守ってくれてる感がすごくいいね。事件が起きてその後の後始末が「完全なる正当防衛だ」ってのはちょっとひっかかるが、まあいいか。幸せになって下さい。

リンダ・ハワード
夜明けの夢のなかで
(加藤洋子 訳)
二見文庫-26
2013年
ある朝、鏡に映る見知らぬ顔を見て愕然とするヒロイン。過去の記憶が少しずつ蘇るたび危機感がつのる。彼女の動きを監視していた周りが騒がしくなってきたことでヒーローも動き出す。
(諜報員×記憶をなくした女性)
「きみを傷つけはしない。おれを憶えているか?」 きゅん
久々の諜報員ものでドキドキ。
もともとの事件の原因がエッ?そんな事ある?ってカンジはあるけれど、それでもグイグイ引き込まれた。記憶を取り戻していくヒロインが自分を守るため強くあろうとする姿はカッコいい。それを何人もの目がいろんな思いで見ている。
最後きちんと始末がついて別の未来が開けてほんとうにヨカッタ。再読必須。
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