たいていの作品が上下巻になっていてとても長いです。
登場人物の性格や職業、生い立ちや関係性をとても詳細に描写するので前半はなかなか話が進まず毎回めげそうになります。
しかし、後半ストーリーが展開しはじめるとそれはそれはステキなシーンやセリフがテンコ盛りです。そこまでガマンガマン。

ジュディス・マクノート
パラダイスを君に
<上下>
(瓜生知寿子 訳)
villagebooks1.2
2005年
若き日、身分の差から悲劇的な別れを経験したヒロインは11年後ビジネスで大成功をおさめて時代の寵児となったヒーローに再会する。
(元工員×老舗の経営者の娘)
「キスを返してくれたら_ 六百万にしてもいい。今夜一緒に寝てくれたら_ 世界を丸ごとあげる。 でも、ぼくのところに引越してきてくれたら_ それよりもっといいものをあげよう。」
こんなイイ男にこのセリフで口説かれたらその場で膝から崩れ落ちるよぉ

ジュディス・マクノート
いつの日にか君と
<上下>
(瓜生知寿子 訳)
villagebooks3.4
2007年
ハリウッドの頂点にいたヒーローは妻殺しの濡れ衣をきせられ刑務所へ。5年後脱獄に成功し、偶然出会ったヒロインを人質にして逃亡する。
(元俳優兼監督×女教師)
以前は夢があった だけど今は希望がある
ジュリーのおかげで
ふたりとも逆境を乗り越える強さと与える愛と勇気を持っている。 だから途中せつない展開になっても、イヤイヤこのふたりはダイジョウブだと心でつぶやきながら最後まで。ほんとうにヨカッタ(涙)

ジュディス・マクノート
いつも君を見守るために
<上下>
(瓜生知寿子 訳)
villagebooks5.6
2009年
雪山で車の事故に合い、夫も行方不明になったヒロインに、かつて殺人罪で服役した過去を持つ悪名高い人物が近づいてきた。彼の目的とは。
(前科のある大富豪×舞台女優)
"おれのもの"
ううぉ イイねぇ オトコの所有欲
このシーンは主人公のではないんだけど、ぐっときましたぁ。
ヒーローが今日こそは必ずと決めて、ヒロインを口説き落とすシーンがすごくステキ。粘り強くてでもちょっぴり強引で。 これは堕ちます。完璧に。

ジュディス・マクノート
君に鼓動をかさねて<上下>
(島野めぐみ 訳)
MIRA文庫-1.2
2008年
失意の中休暇で訪れたリゾートで謎めいたヒーローに出会う。次の日それが復讐のための罠だったと知る。
(実業家×レストラン経営者)
「"ノー"はぼくが認めた言葉に入ってないよ。」
破局にいたる部分がちょっと浅いかなあ。ヒロインが愛を疑うシーン「えっ?そんなことで?」みたいな。 お互いよく知らないからしょうがないのかも。でもこのヒーローの口説き方もあんまり好きじゃないなぁ。

ジュディス・マクノート
あなたの心につづく道<上下>
(宮内もと子 訳)
二見文庫-1.2
2008年
破産寸前の伯爵家を救うため決められた3人の花婿候補。その中には2年前スキャンダルの種となった男がいた。 (貿易商×女伯爵)
「364ポンドだ。」「なに?」「364ポンドだよ。」
誤解が解けたあと舞踏会にて過去のスキャンダルの修正をするあたりはとっても男らしい行動なの。新婚のアツアツもイイかんじ。 でもその後起きた事件に対する態度がナンダなあ。別人のようだよ。

ジュディス・マクノート
とまどう緑のまなざし<上下>
(後藤由季子 訳)
二見文庫-3.4
2008年
パリでの花嫁修業から戻り初恋の彼との婚約を急ぐヒロインは自分がすでに婚約しているという事実を知る。
(イギリス名門公爵×地方貴族の娘)
「どうして見つけてすぐ、わたしと話し合おうとしなかったの?」
ホントだよ。叫んじゃったよ。もう誤解するにもほどがある。どんだけ疑り深いのか。 ココまで来ると本当に愛しているのかと疑いたくなる。つきあいきれないよ。 今後も心のソコから信じあえないような気がするなぁ。
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